−転写紙を貼る時の注意点について−

転写紙を使用する場合のポーセリンアートは、絵筆を使って直接陶器に描くよりも比較的簡単にデザインを施すことができます。
絵が描けなくても、転写紙の柄を組み合わせることで好みのデザインを施すことができるのでおすすめです。
転写紙を上手く貼るには、慌てずにきちんと手順を踏むことが大切です。



水に浸す時の注意

貼り付けたいデザインに沿って転写紙を切り取ります。
絵の縁ギリギリで切り取るのではなく、周りに少し余白を残して切り取りましょう。
切り取ったモチーフを水に浸し、糊が溶け出すまで待ちます。
この時、剥離紙から転写紙が完全に剥がれないように注意しましょう。

水に浸す時間が長すぎると水から転写紙を取り出すのが困難になってしまいます。
取り出す際には、剥離紙ごと転写紙をすくい上げるようにして取り出しましょう。


貼り付ける時の注意

剥離紙から陶器へ、転写紙を滑らせるようにして移動させます。この時、転写紙がシワにならないように気を付けましょう。
粘着面同士がくっついてしまうと、剥がすことが難しくなります。また、シワになったからと何度も水に浸すと、
接着力が弱くなり上手く貼り付けができなくなります。

固定する時の注意

定着させたい場所が決まったら、水分を取ります。
転写紙と陶器の間に水がある状態では横に滑ってしまい、位置がずれてしまうからです。
丸めたティッシュで上から押さえるようにしましょう。軽く叩くのではなく、強めにじっくりと押さえます。

ティッシュで大まかに水分を取った後に、ペン状の専用ゴムヘラを使ってゆっくりと水分を外に追い出すと、
その位置に転写紙を固定することができます。ヘラで水分を追い出す時には、一緒に空気も追い出すようにしましょう。
デザインを完成させるためには焼成する必要があり、空気が入っていると熱で膨張してデザインに穴が空いてしまいます。

キレイに仕上げる為には、上記の点に気を付けましょう。

当店では、ポーセリンアートに使用できる転写紙を販売しています。
人気の花柄や、アメリカから輸入した可愛いデザインの転写紙もあります。
近くで転写紙を取扱っているお店がない、という方は当店の通販をご利用下さい。

  • insta
  • Facebook
  • 転写紙.comTENSYASHI.COM